技術士資格取得支援活動

2024年度の年間スケジュール

確定次第、こちらに掲示します。

最近の技術懇話会

第112回技術懇話会開催【 2024年3月9日(土)】

今回は、東京理科大学 創域理工学部 電気電子情報工学科 教授の堀洋一先生にご講演をお願いしました。

―――― 記 ――――

技術懇話会

日 時:令和6年3月9日(土)16:00~18:00(受付開始15:45)

場 所:神楽坂キャンパス PORTA神楽坂 7階 第三会議室

講演内容

演  題:「100年後のクルマとエネルギー

〜モータ/キャパシタ/ワイヤレスへのパラダイムシフト〜」

(講演概要)

100年後のクルマは,(1)電気モータで駆動され,電力インフラから直接電気をもらって走る。そこでは,(2)パワーの出し入れに優れた「スーパーキャパシタ」と,(3)クルマを電力系統につなぐ「走行中ワイヤレス給電」がキー技術となる。「電気モータ」の制御性をいかした「EVならではのモーションコントロール」によって,エネルギー効率や安全性は格段に向上するだろう。一方,クルマの電動化や再エネの導入に必要な大容量電池は,製造にCO2の大量排出を伴う日本では生産できず中国を潤すのみ。いまの日本には(1)安全な原子力発電所の再稼働,(2)効率のよいICVやHEVの普及,(3)電池からの脱却,が必要である。

講演者及び略歴等】

 ほり  よういち

堀 洋一 先生

東京理科大学 創域理工学部 電気電子情報工学科 教授

(略歴等)

1955年7月14日愛媛県生。1978年東京大学工学部電気工学科卒業,1983年同大学院博士課程修了。助手,講師,助教授を経て,2000年2月電気工学科教授。2002年10月東京大学生産技術研究所教授。2008年4月より東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。2021年3月に定年退職し,4月より現職。東京大学名誉教授。この間,1991年 カリフォルニア大学バークレー校客員研究員。

 専門は制御工学とその産業応用,とくに,モーションコントロール,メカトロニクス,電気自動車などの分野への応用研究。最近は,走行中ワイヤレス給電の研究と普及に注力している。

 IEEE(Life Fellow),電気学会(フェロー),自動車技術会(フェロー),日本シミュレーション学会(フェロー)などの会員。

 過去には,電気学会産業応用部門部門長,世界電動車両協会(WEVA)会長,自動車技術会副会長などを勤め,現在は,キャパシタフォーラム会長,日本能率協会モータ技術シンポジウム委員長,日本自動車研究所評議員,次世代自動車振興センター(NeV)代表理事,永守賞審査委員長などを勤めている。1993年2001年,および2013年,IEEE Trans. on Industrial Electronics 最優秀論文賞,2000年電気学会論文賞,2005年日本AEM学会著作賞,2010年産業応用部門貢献賞,2011年電気学会業績賞などを受賞。

【懇親会】

技術懇話会後、18:00~20:00

会場:アジアンキッチン「サパナ」神楽坂店 (PORTA神楽坂2階)

【参加費用】

・講演会のみ 無料

・懇親会   5,000円(学生は無料)

【CPDに関して】「実時間:2時間」の参加票を発行します。

第111回技術懇話会

  (神楽坂キャンパスとWebのハイブリッド 開催)

神楽坂キャンパスとWeb併用のハイブリッドという形で開催しました。

今回は、理窓技術士会会員で宇宙天気予報の研究をされているの玉置晋様にご講演をお願いしました。

技術懇話会

日 時:令和6年(2024年)1月13日(土)14:00~16:00(受付開始13:45)

場 所:神楽坂キャンパス 森戸記念館2階 第1会議室

講演内容

演  題:「宇宙天気予報士を目指す」

(講演概要)

昨今「宇宙天気」という名称をメディアで聞く機会も多くなりました。背後で活動する私達ABLab宇宙天気プロジェクトの活動を紹介します。宇宙天気キャスタ,宇宙天気インタプリタ、宇宙天気ローカルレスポンダとは?そして、宙天気予報士へ、社会の最前線で活躍する東京理科大の皆さんと協力して、宇宙天気災害から地球を守っていきたいです。本講演はその最初のステップです。

(ABLab(Aerospace Business Laboratory,エイビーラボ):コミュニティデザイナの伊藤真之氏が 2018 年に立ち上げた宇宙ビジネスコミュニティである。ABLab のビジョンは、「地球上の全ての業界を、宇宙産業に巻き込む」事である。近い将来、様々な企業が宇宙事業への参入を検討する時代がくる。ABLab はありとあらゆる業界に、宇宙事業をリードする人材を輩出することを目的としている。その中で、2020 年4月にABLab宇宙天気プロジェクトが立ち上がった。プロジェクトメンバには、宇宙天気に興味を持つ様々な分野の専門家や学生が参加している。)

【ご講演者及びご略歴等】

 たまおき すすむ

玉置 晋 様 宇宙ビジネスサロンABLab(エイビーラボ)宇宙天気プロジェクトリーダー

(ご略歴等)

1978年茨城県出身,理工学部物理学科卒,技術士補(航空宇宙部門)

3つのわらじ

  • 人工衛星運用現場で軌道上技術評価(宇宙にある人工衛星の健康状態をチェックする仕事)を担当。
  • 社会人大学院生として、宇宙天気が人工衛星運用に与える影響について研究中。
  • 2020年より宇宙ビジネスサロンABLabにて宇宙天気プロジェクトを創設,宇宙天気の啓   蒙普及中.

【懇親会】

技術懇話会後、16:00~18:00

会場:神楽坂キャンパス 8号館2階学生食堂

【参加費用】

・講演会のみ 無料

・懇親会   4,000円(学生は無料)

CPDに関して】「実時間:2時間」の参加票を発行します。

第110回技術懇話会

第110 回技術懇話会(見学会)は東京理科大学野田キャンパスの元東京理科大学長藤嶋昭栄誉教授の研究施設を見学しました。詳細は下記のとおりです。

―――― 記――――
【見学会開催要領】
1 開催日時
2023 年11 月17 日(金)13:30~11 月18 日(土)14:00
2 見学場所:東京理科大学創域理工学部先端化学科寺島千晶教授研究室
      スペースシステム創造研究センター光触媒国際ユニット事務局(藤嶋先生の研究室)
3 プログラムの概要:
(1)11 月17 日(金)13:30 野田キャンパス藤嶋先生の研究室集合(各自)
(2) 14:00 藤嶋先生と山極理窓技術士会会長挨拶~ 15:00 研究室案内(1 時間程度)
(3) 15:00~16:00 藤嶋先生の研究室・寺島先生による講演
題目『光触媒研究の国際的な研究の状況と実用化の現状』
(概要)藤嶋先生の研究室にて現在行われている先端的な研究の概要の説明、藤嶋先生や寺島先生の御業績の内容を解説、さらにこの技術がどんな分野で活用されているのか等、実務家にも解説。
(4) 16:00~18:30 セミナーハウス移動ほか自由時間
(5) 18:30~20:00 セミナーハウス内にて宿泊者の夕食、懇親会及び宿泊者以外の懇親会。
(6)11 月18 日(土) 9:00 セミナーハウス内で朝食後退室
           10:00 野田市郷土博物館(←変更キッコーマン醬油工場)見学(希望者)
(7) 13:00 昼食開始(野田市内‐検討中)
(8) 14:00 昼食歓談後適宜解散

第109回技術懇話会

2023年9月9日(土)109回技術懇話会(ハイブリッド開催)


 前回の技術懇話会と同様に、神楽坂キャンパスとWeb 併用のハイブリッドという形で開催しました。
 今回は、東京理科大学理学部物理学科卒業の日本の代表的実業家で、ファミリーレストラン大手サイゼリヤの創業者(株)サイゼリヤ会長の正垣泰彦様にご講演をお願いしました。

―――― 記――――
【技術懇話会】
日時:令和5 年9 月9 日(土)15:30~17:30(受付開始15:15)
場所:神楽坂キャンパス森戸記念館2階第1会議室
【講演内容】
演 題:「企業が発展、成長する法則~サイゼリヤの成功の秘訣~」
(講演概要)
サイゼリヤは、創業以来イタリアの豊かな食文化に憧れ、イタリア料理を通して日本の生活を豊かにしたいという思いで、1,500 店舗まで続けてきました。
この講演では、強いポリシーを持って設定する「お客様が注文したくなる価格」でイタリア料理を提供し、他社が真似できない事業展開をしてきたサイゼリヤの成功の秘訣を、経験を基に分かりやすくお話しされます。
【ご講演者及びご略歴等】
 正垣泰彦(しょうがきやすひこ)様   

   株式会社サイゼリヤ代表取締役会長
(ご略歴等)
1946 年兵庫県生まれ
1964 年東京理科大学理学部物理学科に入学
1967 年大学在学中にレストランサイゼリヤを創業
1973 年法人設立し、代表取締役社長に就任
2000 年株式会社サイゼリヤ東証一部に上場
2009 年代表取締役会長に就任
2019 年旭日中綬章受章
【懇親会】
技術懇話会後、18:00~20:30
会場:アジアンキッチンサパナ神楽坂店(PORTA 神楽坂2F)

第108回技術懇話会

2023年7月8日(土)108回技術懇話会(ハイブリッド開催)

前回の技術懇話会はコロナ禍後初めて、神楽坂キャンパスとWeb併用のハイブリッドという形で開催しました。今回も同様にハイブリッド開催としました。

ご講演は新潟大学の白川展之先生にお願いしました。

白川先生のご講演は神楽坂キャンパスで行いました。

―――― 記 ――――

【技術懇話会】

日 時:令和5年 7月8日(土)15:30~17:30(受付開始15:15)

場 所:神楽坂キャンパス 森戸記念館1階 第2フォーラム     

【講演内容】

演  題:「新興技術の社会への対応と技術士の役割~経営学部2期生の学際融合の実践経験から~」

(講演概要)

生成型人工知能などのように、新興技術の発展は社会に大きな影響を与えます。変化が激しいVUCA※注記 と呼ばれる社会変化の中で科学技術を社会にどのように理解・受容させ広めていくかは専門職である技術士の社会的使命でもあります。一方でSociety5.0を目指す日本社会では自然科学と人文社会科学を融合させた総合知の創造が課題になっています。自然科学系の理科大において理系的センスをもって文系とされてきた経営学を学び、科学技術イノベーション政策を専門としながら、現在は国立大学の工学部で教鞭をとる講演者から学際融合の実践経験をもつ講師から、新興技術の社会への対応に果たす専門職としての技術士の役割について講演します。ここから、分離融合とデジタル化時代における「理学の普及を以って国運発展の基礎となす」という理科大建学の理念の現代的意味を考えるきっかけとしたいと思います。

※注記:VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つの単語の頭文字をとった言葉で、目まぐるしく変転する予測困難な状況を意味します。

【ご講演者及びご略歴等】

しらかわ  のぶゆき

白川 展之  先生

新潟大学教育研究院人文社会科学系経済学系列/工学部

工学科協創経営プログラム准教授

博士(政策・メディア)

(ご略歴等)

新潟大学教育研究院人文社会科学系経済学系列/工学部工学科協創経営プログラム准教授。同研究統括機構ELSIセンター副センター長。東京理科大学経営学部卒(2期生)。広島大学大学院社会科学研究科マネジメント専攻修了、修士(マネジメント)。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科単位取得退学、博士(政策・メディア)。専門は、技術経営論、政策科学及び人文社会・図書館情報学的な学際融合研究。研究テーマは、科学技術及び社会イノベーションに関するマネジメントとガバナンスを対象とした未来洞察と政策評価。広島県職員、文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)科学技術予測センター主任研究官、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)技術戦略研究センター研究員、慶應義塾大学政策・メディア研究科特任講師などを経て現職。産学官連携の実務を幅広く経験。他に、社会起業家として、一般社団法人コード・フォー・ジャパンに参画、設立時社員・理事を経て、現フェロー。この他、公益財団法人未来工学研究所特別研究員など公職多数。

【懇親会】

技術懇話会後、18時~1時間半ほど(神楽坂キャンパス周辺)

【参加費用】

・講演会のみ 無料

・懇親会   約4,000円(学生は無料)

【CPDに関して】「実時間:2時間」の参加票を発行します。

第107回技術懇話会

2023年5月27日(土)107回技術懇話会(特別講演会)(ハイブリッド開催)

前回までは、3年間ほど新型コロナ対策でWeb開催としていましたが、ようやく感染者も少なくなっており技術懇話会は、神楽坂キャンパス森戸記念館とWeb併用のハイブリッドという形で開催しました。

今回は特別講演会として、東京理科大学学長 石川正俊先生にご講演をお願いしました。石川先生のご講演は森戸記念館で行い、オンラインでも参加できます。

ご講演の概要は、「大学の果たすべき使命として、従来の『教育』と『研究』に加え、『社会貢献』」が求められている。また、21世紀に入り、科学技術の構造は変化し、真理を探究する科学だけでなく新たな価値を創造する科学も重要となっている。

このような社会的背景を踏まえ、大学が果たすべき教育、研究、社会貢献の未来はどうあるべきか、また、社会において今後も重要な役割を担う理系人材について考える。」となります。

―――― 記 ――――

【特別講演会】

日 時:令和5年 5月27日(土)16:00~18:00(受付開始15:30)

場 所:東京理科大学神楽坂キャンパス森戸記念館 及び Web 

講演内容

演  題:「新しい科学技術の構造と社会受容性」

【ご講演者及びご略歴等】

 いしかわ  まさとし

石川 正俊  先生   東京理科大学学長 工学博士(東京大学)

(ご学歴等)

1977年東京大学工学部計数工学科卒業。1979年東京大学大学院工学系研究科計数工学専門課程修士課程修了。1988年工学博士(東京大学)。1979年通商産業省工業技術院製品科学研究所研究員、1989年東京大学工学部計数工学科助教授、その後、東京大学大学院教授、東京大学総長特任補佐、副学長、理事・副学長、情報理工学系研究科長、情報基盤センター特任教授を経て、2022年東京理科大学 第11代学長に就任。2011年紫綬褒章、その他国内外にて多数受賞。東京大学名誉教授。

【懇親会(兼 技術士新合格者祝賀会)

今回は、まだ新型コロナ感染症防止を考慮し懇親会は開催しませんでした。

CPDに関して】「実時間:2時間」の参加票を発行します。

以上

第106回技術懇話会

2023年3月11日(土)106回技術懇話会(web開催)

今回は当会会員の土橋晋作様にご講演をお願いしました。

ご講演は、土橋様が自己啓発として取り組まれている産学連携に関する研究の中から、産学連携促進等に向けたお話をされました。

―――― 記 ――――

技術懇話会

日  時: 2023年3月11日(土)16:00~18:00  (Web会議方式)

15:45~    Web参加接続開始

16:00~17:30  講演

17:30~18:00  質疑応答

講演内容

演  題:「地方創生と産学連携 求められる施策の立案について

(講演概要:土橋晋作様の紹介文)

 産(企業)と学(大学)とが協働することを「産学連携」とよんでいます。近年、この産学連携の研究開発が活発に推進されています。自己啓発の一環として、人文・社会科学の文脈から、産学連携促進の可能性について検討してきました。今回、大学院工学研究科の教授にインタビューした結果を報告し、産学連携促進に資する施策の立案および地方創成の可能性について発表いたします。

        

【ご講演者及びご略歴等】

  どばし   しんさく

土橋  晋作 

技術士(応用理学部門、総合技術監理部門)、博士(理学)

(ご略歴等土橋様の自己紹介) 

1996年に東京理科大学 理学部 応用化学科を卒業しました。築山光一教授に卒論指導を仰ぎ、築山研究室の第1期生としてレーザ分光学の研究に打ち込みました。築山先生から研究指導を頂いたのは、この卒研1年限りでしたが、「研究の面白さ」を学ぶことができました。

 その後、東京工業大学大学院にて、レーザ分光学の廣瀬千秋先生(東工大名誉教授)、光触媒の堂免一成先生(東京大学特別教授)の指導を受け、「表面吸着分子の動き」をピコ秒(10-12 秒)の時間スケールで観測する研究をしました。当時最先端の研究設備を最大限のパフォーマンスで使いこなすことができました。実験はとてもハードでしたが、充実した研究生活を送ることができました。

 大学院を修了後、機械メーカに就職しました。レーザ分光計測で有名な出口祥啓博士の指導を受け、レーザ計測システムの開発に従事しました(現在、出口祥啓博士は、徳島大学の教授となられています)。このとき得られた研究成果をもとに、博士(理学)を取得し、理窓技術士会の第96回技術懇話会では「排気中PCBモニタリングシステム」のタイトルで発表いたしました。

 その後、独り立ちした形で、レーザ計測システムの開発を継続し、電気化学分野の開発も行っています。2013年から2年間、京都大学産官学連携本部に出向し、大学・企業コンソーシアムのプロジェクトメンバとなりました。リチウムイオン電池の小久見善八先生(京都大学名誉教授)、山木準一先生(九州大学名誉教授)をはじめとした多くの先生方・エンジニアの方々と交流を深めることができました。

この出向の経験を活かし、自己啓発として、産学連携の促進について研究しています。大学にて人文・社会科学を学び、卒業論文等に取り組む形で、研究を進めてきました。濱岡豊先生(慶應義塾大学教授)、西村宣彦先生(長崎大学教授)および鈴木克明先生(熊本大学教授)ほか多くの先生方から指導をいただきました。今回、この研究成果を報告いたします。

以上のように、多くの方々からの多大なるお力添えを賜りました。そのおかげで、2017年に技術士(応用理学部門)、2020年に技術士(総合技術監理部門)に登録できました。今後も理窓技術士会にて継続研鑽してまいりたく、宜しくお願い申し上げます。

【参加費用】

・講演会   無料

CPDに関して】「実時間:2時間」の参加票を発行します。

第105回技術懇話会

2023年1月14日(土)105回技術懇話会開催(web開催)

今回は東京理科大学副学長の倉渕隆先生にご講演をお願いしました。

倉渕先生の研究のなかから、新型コロナ感染症対策として室内空気環境維持の換気等について、わかり易くお話いただけます。

―――― 記 ――――

【技術懇話会】

日  時: 2023年1月14日(土)16:00~18:00  (Web会議方式)

     15:45~    Web参加接続開始

          16:00~17:30  講演

            17:30~18:00  質疑応答

【講演内容】

演  題:「Withコロナ時代の換気対策について」

(講演概要:倉渕先生の紹介文)

2020年から世界的に蔓延した新型コロナ感染症では,換気対策の重要性が広く周知されているが,いわゆるエアロゾル感染の重要性が認識されるまで,クラスター事例を踏まえてどのような経緯をたどったのか振り返るとともに,感染確率理論に基づいてどのような対策が有効であるか,これまでに得られた知見を振り返る。

【講演者及び略歴等】

  くらぶち たかし

倉渕 隆 先生

東京理科大学 副学長/工学部建築学科教授 博士(工学)

(ご略歴等)

1982年 東京大学工学部建築学科 卒業

1984年 東京大学工学系研究科建築学専攻修士課程 修了

1985年 東京大学工学系研究科建築学専攻博士課程 中退

1985年 東京大学工学部建築学科助手

1986年 米国商務省付属国立基準局客員研究員(1987年まで)

1991年 学位取得 博士(工学)東京大学

1992年 東京理科大学工学部専任講師

1995年 同助教授

2003年 同教授(現在に至る)

2022年 副学長(現在に至る)

2020年 空気調和・衛生工学会副会長

2022年 空気調和・衛生工学会会長

研究分野は、建築空気環境、換気設備、室内気流のコンピュータシミュレーション

第104回技術懇話会

2022年11月12日(土)第104回技術懇話会 (Web開催)


今回は当会会員の石野智子様にご講演をお願いしました。
石野様が係わっている業務についてお話されます。
工場業務見える化ソリューション「MONOSOLEIL(モノソレイユ)」は、製造業における工場の業務課題を分析し、全体視点で最適化を図るサービス、多様化が進む製造現場のニーズに応えながら、工場全体の原価低減や生産効率向上、リードタイム短縮、在庫削減などを実現できることについて、わかり易くお話いただけます。
―――― 記 ――――
【技術懇話会】
日 時: 2022年11月12日(土)16:00~18:00  (Web会議方式)
  15:45~    Web参加接続開始
  16:00~17:30 講演
  17:30~18:00 質疑応答
【講演内容】
演 題:「全体最適視点で効果を出す業務改革アプローチとDX実現例のご紹介
~工場業務見える化ソリューション「MONOSOLEIL」誕生の理由~」
(講演概要:石野様の紹介文)
近年、製造業ではさらなる企業競争力の強化が求められています。経営層から製造現場まで工場業務全体を俯瞰し、課題の本質を業務とシステムの両面で見極め、多様化する要件に応じて業務機能部品を選択、組み合わせることで効果を出すソリューションの必要性に着眼し、考案から製品開発、事業立上げを牽引しました。構築事例、ヤマハ発動機様の生の声もご紹介しながら、DXで真に求められるもの、イノベーションに必要なことについてお話ししたいと思います。
【ご講演者及びご略歴等】
いしの  ともこ
石野 智子 様
株式会社日立製作所 インダストリアルデジタルビジネスユニット デジタル
ソリューション事業統括本部 シニアビジネスプロデューサ(本部長相当職)
技術士(経営工学部門)
(ご略歴等)
1987年3月 東京理科大学理学部数学科卒業
1987 年4月 ㈱日立製作所入社
入社後EDI事業立上げに従事し、国連/EDIFACT作業部会、日欧米電子業界作業部会の日本代表を務めた経験を持つ。その後、製造業(自動車、機械、電機、材料)や運輸業など幅広い業種の全社規模、工場規模の業務改革を行いながらコンサルティング手法を確立、コンサルティング組織を立ち上げた。また、業務改革コンサルティングの実務経験を活かし、演題にあるMONOSOLEIL事業を考案、製品開発、事業立上げの陣頭指揮を執った。現在は、産業分野でのビジネスプロデューサとして経営視点で事業活性化のテーマに従事しながら、MONOSOLEIL事業の推進を行っている。

これまでの説明会

2023 年12 月9 日 技術者倫理講演会開催

技術士の継続研鑚(CPD:Continuing Professional Development)活動実績のうち、推奨CPD 時間に、年間1CPD 時間以上の技術者倫理の実績が求められています。具体的には、下記の資質の習得が必要です。
推奨CPD 時間には資質区分の専門的学識だけではなく、一般共通資質を含めた幅広い資質の習得が必要です。また、技術士法第4章の「技術士等の義務」にあるように、技術士は科学技術が社会や環境に重大な影響を与えることを十分認識し、高い倫理感を保つことが求められています。そのため、技術士倫理綱領が定められ、技術士はこの綱領に基づいた活動を心掛け、実践に努める必要があります。
したがって、資質区分の一般共通資質のうち資質項目の技術者倫理については、その実績を特別に確認することとされています。
理窓技術士会は昨年度に続き、技術士CPD 制度に関する「技術者倫理」について講演会を開催します。講演会の講師は、当会の運営委員であり元東海大学非常勤講師の前野収一氏にお願いしました。前野氏は、東海大学で「科学と倫理」の講義を担当していました。
理窓会会員、技術士資格を有する方、これから技術士資格取得を目指しておられる方、学生の皆様等のご参加お待ちしております。
【技術者倫理講演会】
日時: 2023 年12 月9 日(土)16:00~18:00 (Web 会議方式)
15:45~ Web 参加接続開始
16:00~17:30 講演会
17:30~18:00 質疑応答
【講演内容】
演題:「技術者倫理から考える技術者の生きがいと責任」
(講演概要)
技術者倫理を考える時、常に技術者の責任についても考える必要があるように思います。
技術者に課せられる責任は大きく二つあります。
一つには法的な責任、社会の一般的な責任であり、技術者に限らず社会の中で全ての人に等しく課されるものです。我々技術者が社会の中で生きる以上このことは常に認識しておく必要があります。加えて技術者には技術者独自の責任があります。法的、社会的には免責されても自身の責任として認識しなければならないことがあります。
一見大きな負担のように見えますが、一方で技術者がその積極的に責任を全うした時、大きな生きがいや喜びを手にすることができます。技術者の責任はその生きがいと喜びと一体のもの考えられるのではないかと思います。
今回は技術者の生きがいや喜びと責任を対として考え、技術者倫理をより積極的なものとしてとらえられる可能性を考えて行きたいと思います。
【講演者及び略歴等】
まえのしゅういち
前野収一氏
理窓技術士会運営委員技術士(電気電子部門)
1972 年株式会社荏原製作所入社
    工事品質管理部門を経て、上下水道設備、農業用水設備その他の設計・計画業務に従事
1981 年東京理科大学工学部第二部電気工学科卒業
2006 年荏原冷熱システム出向
    主に建設業、入札業務等における法令遵守業務に従事
2021 年~現在株式会社いすゞテクノ入社
    主に建設業法に関する法令遵守体制整備業務に従事
2014 年技術士(電気電子部門)登録
2015 年~2022 年東海大学工学部非常勤講師(「科学と倫理」担当)

2022 年12 月10 日 技術者倫理についての説明会開催

技術士CPD 活動実績のうち、推奨CPD 時間に、年間1CPD 時間以上の技術者倫理の実績が求められています。具体的には、下記の資質の習得が必要です。
推奨CPD 時間には資質区分の専門的学識だけではなく、一般共通資質を含めた幅広い資質の習得が必要です。また、技術士法第4章の「技術士等の義務」にあるように、技術士は科学技術が社会や環境に重大な影響を与えることを十分認識し、高い倫理感を保つことが求められています。そのため、技術士倫理綱領が定められ、技術士はこの綱領に基づいた活動を心掛け、実践に努める必要があります。
したがって、資質区分の一般共通資質のうち資質項目の技術者倫理については、その実績を特別に確認することとされています。
理窓技術士会運営委員会では本件に関するワーキング会議を組織し、審議を重ね新・技術士CPD 制度に関する説明会の一環として「技術者倫理」についての説明会を開催することになりました。今回の説明会の講師は、当会の運営委員であり東海大学非常勤講師の前野収一氏にお願いしました。前野氏は、東海大学で「科学と倫理」の講義を担当しています。

【説明内容】
演題:「大学エンジニアリング教育における技術者倫理」
(説明概要)
2000 年技術士法が大幅に改正され、技術士に公益確保の責務、資質向上の責務が明記されました。技術士試験にも技術者倫理が課されるようになりました。
同時に、大学のエンジニアリング教育においても技術者倫理への取り組みが始まっています。
また、今般新CPD 制度の運用開始に伴い改めて技術者倫理に関心が集まっています。
本講演では演者が携わってきた大学における技術者倫理教育についてお話しをさせて頂きます。これを通して技術士や技術者が技術者倫理に取り組む意味について改めて考えるきっかけとなることを願っています。
【講演者及び略歴等】
まえの しゅういち
前野 収一 氏
理窓技術士会運営委員
技術士(電気電子門)
1981 年東京理科大学工学部第二部電気工学科卒業
1972 年株式会社荏原製作所に技能訓練生として入社
訓練課程修了後工場品質管理部門、設計部門、地方営業技術等の業務に従事
2006 年株式会社荏原シンワ出向品質保証部門にて品質管理業務に従事
2010 年荏原冷熱システム株式会社出向 独占禁止法、建設業法等の法令遵守業務に従事
2014 年技術士登録(電気電子部門)
2015 年東海大学工学部非常勤講師「科学と倫理」担当(2022 年まで)
2021 年株式会社いすゞテクノ勤務 建設業法の体制整備に携わる.・・・現在に至る


                 

以前の技術懇話会の情報は「これまでの技術懇話会」に記載しています

企業見学会

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